今日、主人の姉に、先日の預金の話をした。
筆跡をみてもらいながら、
私が、「もしかしたら」と思っていることを話してみた。
主人の父と母は離別している。
結婚前にその事実は話してもらったが、
主人はそのことについて話したがらなかったので、
深く聞いたことはない。
でも、主人の父も、母同様とても子煩悩だったらしいことは、
幾度となく聞いていた。
「もしかして、これ、お義父さんが預金してくれたということは、
ありませんかねぇ。」
主人の姉は、
「ないことは、ないねぇ。うれしいサプライズをするのが、
好きな人だったから。」
そして、初めて聞く主人の父の話を、いろいろしてくれた。
小さい頃、ふとんをめくると、
当時、愛読していた本が子供達それぞれの布団の中に、
置かれていたこと。
寒い夜に、自分のコートの中に焼き芋を忍ばせ、
それをばっとひらいて、子供達にたべさせてくれたこと。
子供達を驚かせ、喜ばせることが好きな人だったこと・・
離別するまでには、いろいろな事情があったようで、
主人を含め、兄弟達はいまだに
主人の父に対する複雑な思いをもっている。
その空気をなんとなく感じていたので、
今まで、触れることもなかったのだが。
主人は、父のことについて何も話してくれなかったので、
なぜ、主人の兄弟が父と会おうとしないのか、
釈然としないまま、年月は過ぎた。
それは、今でもわからない。
でも、たぶん父は、孫である私達の娘に会いたいのではないかと、
娘が生まれてから、私はいつも思っていた。
娘を連れて会いに行きたいなと思っていた。
でも主人は、その話をすると途端に無表情になった。
主人に隠し事をするのも負担で、
会いに行くこともなかった。
そして、姉に驚く話を聞かされた。
姉は、数年前、義兄をとおして、娘の写真を義父に見せていた。
父に対する複雑な思いはありながら、
それでも、自分が年をとるにしたがって、
同様に年老いていく父親に、孫の写真を見せてあげたいという気持ちになったのだという。
それは、義妹にも、主人にも内緒のことだった。
今、はじめて話すことだと打ち明けてくれた。
主人の父は、義兄が
「○○クンの娘の写真を持ってきた」
と背広から出そうとするのをひったくるように取り、
写真をじっと見てくれたという。
義兄にビールを勧め、
車だからと断ると、
たくさんのお土産をもたせてくれたのだそうだ。
私は話を聞きながら、涙がぽろぽろこぼれてきた。
うれしくて、うれしくて。
主人と結婚した頃だったか、
娘が生まれた頃だったか、
義姉と、義母が話したことがあるという。
「あのひと、もしかしたら、○○(主人)の家の前、
何度もとおっているんじゃないかねえ。」
お義父さんが、もしかしたら、この家を見てくれているかもしれない。
その話を聞いて、とてもとてもうれしかった。
その後、義父が元気なうちに、
娘に会わせたいという話に発展した。
義兄に、義父とコンタクトをとってくれるよう頼んでくれるという。
お正月中に、会えるかもしれない。
名前だけしか知らない、お義父さん。
なんか、不可思議な預金が、
思わぬ展開になった。
主人がそのように導いてくれているのかなぁ。
○○○○さん、お義父さんが、うちに来てくれるかもしれません。
あちらの世界に行っていろいろなことが、吹っ切れたのでしょうか。
娘を会わせていいですよね。
「会いたい。娘を会わせたい」
という気持ちはあるけれど、
実際に具体的に話が進むと、
なんかいろいろなことが不安になっている私がいる。
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